保育DXの推進について 令和6年9月 こども家庭庁成育局保育政策課
質問など
施設管理プラットフォーム及び保活情報連携基盤については、令和8年度以降全国展開を進めていくこととしており、独自システムを構築しているなど自治体ごとのご事情もあることから、利用開始時期について義務化や指定をするものではありませんが、将来的には全国の自治体や保育施設等に利用いただきたいと考えております。
→宮崎市ではどうなるか予定は?
施設管理プラットフォームと保活情報連携基盤は別々のシステムですので、それぞれについて、利用していただくかどうかを自治体単位で判断いただくことを想定しております。
→宮崎は
監査など、全ての施設が導入しなければ、自治体職員の負担は、従来の方法、及び施設管理プラットホームによる方法、と、二つのやり方により対応しなければならず、むしろ煩雑になると思われるが、こども家庭庁としてどのように考えておりますでしょうか。また、施設に対する補助金などは現在の保育対策総合支援事業等により措置されますか。
→宮崎?
保育ICT導入率について令和7年度中に100%を目指すという政府方針も踏まえ、保育所等におけるICT環境整備に努めてまいりたいと考えております。
→宮崎で考えていること
最初にデータ入力の業務が発生するか
いつごろ化の見通しは
勤務時間から自動的に記入は?
課題
■給付請求や監査の書類作成等の事務負担が大きい
・給付請求や監査等の場面で、保育施設等は多くの書類作成が必要であり、保育士等の事務負担が大きい
・自治体により書類様式が異なるため、複数の自治体で事業を行っている事業者にとっては対応が大きな負担
・保護者からの施設見学予約や問合せへの電話対応に時間を要する
・市区町村と都道府県で求められる項目が重複するケースもある
■提出された書類の審査やシステムへの入力作業等の業務負担が大きい
・保育施設等から提出された書類から必要な情報を抜き出して自治体の業務システムへ転記するための入力やチェック作業に多くの時間を要する
・誤りや記入漏れがあった場合の施設とのやり取りや、入所手続や制度、施設情報等に関する保護者からの個別の問合せ対応にも多くの時間を要する
■保活の負担が大きい
・手続や施設の情報が散逸しているため、必要な情報収集に手間と時間が掛かる
・施設見学は開園時間中に電話で予約することが必要なため、 子育てで忙しい中大きな負担
・申請書への手書きでの記入や、提出のために妊娠中や子連れで窓口を訪問する必要があるなど、入所申請手続が負担
目指すべき姿
■オンラインでのデータ連携により、アナログでの書類作成を不要に
・給付・監査等に必要な情報を、施設管理プラットフォームに入力・アップロードすることにより、アナログでの書類作成を不要に
・給付・監査業務の標準化を進め、一度入力した情報を再度別の報告で入力する必要や、各自治体独自の様式に対応する必要も不要に
・施設見学予約のオンライン化により、保護者からの日中の電話対応の負担が軽減
・保育施設等の事務負担を軽減することで、こどもと向き合う時間を確保
■入力・審査業務の負担軽減
・保育施設等から施設管理プラットフォームにアップロードされたデータを、自治体の業務システムに自動的に取り込むことで、業務システムへの入力作業の負担軽減
・施設管理プラットフォームにおいて、給付計算等のサポート機能を一元的に提供することで、自治体職員のチェック作業を省力化するとともに漏れ・誤りを防止
・必要な保活情報を保護者が簡単に入手可能となることで、個別の問合せが減少
・自治体担当者の事務負担を軽減し、保育の質の向上に関わる業務に注力
■保活の手続がワンストップで完結
・以下の保活の手続が全てオンライン・ワンストップで可能に
①保活情報収集
②施設見学予約
③入所申請
・保護者の負担を軽減し、子育てと仕事・家事との両立に向けた不安感やストレスを軽減