Google スライドについては、検索すると利用方法がたくさん出てきます。そちらをぜひご覧ください。
こちらでは、実際に利用したときのちょっとした小技についてお知らせします。
通常のプレゼンテーションアプリと同様なことができます。(もちろん、細かい調整などはPC用アプリの方ができますが、そこを突き詰めるよりもいかに利用するかに重点を置きましょう。)
ただし、スライドをプレゼンテーションをするためのアプリと考えないようにしましょう。授業用のメモや共同編集など、私にとって一番授業内で利用できるアプリだと思います。
授業で各児童生徒に課題を出すための1例
1 1枚の空白のスライドにその時間に達成させたい課題を作成します。
2 そのスライドを児童生徒数分コピーします。
3 Classroomで配布しますが、設定は「生徒がファイルを編集できる」にします。全員での共同編集です。
4 児童生徒が自分の出席番号のスライドに課題を掲載していくのを、教師は、スライドの一覧を表示して確認します。
・ スライドの利用の仕方に慣れていないときや小学校低学年では、ノートを写真で撮影して貼り付けるだけで十分です。
・ 完成した児童生徒と困っている児童生徒がわかるように私は左上に〇の図形を置いておき、完成したら青、困っているときには赤にするようにしていました。すると教師は一覧を見ていて赤の児童生徒に集中的に指導を行えます。
5 困っている児童生徒には他の人のを参考にしてもよいというアドバイスもよいでしょう。
注意
これをすると最初は「スライドが消えました」「スライドがどこか行きました」という現象が起こります、原因としては、
「スライドが消えました」
右手で画面を握っていて、その手を下に動かしたときにちょうどデリート(削除)キーにあたります。タッチの仕方を確認しましょう
「スライドがどこか行きました」
左手で画面を握っているとタッチしたままドラッグアンドドロップしてしまうことがあります。また、画面左上のスライドを増やす+マークの上に指が触って勝手に大量のスライドが作成されることがあります。いずれにしてもタッチ操作の仕方としては、画面を両手で握らないように指導をすると徐々になくなっていきます。
いずれにしても、慌てずに変更履歴から戻せばよいのですが、今編集が終わった児童生徒もいるでしょうから、現在のものをコピーした後で履歴に戻すことをお勧めします。
色の浸透
スライドで写真や図形を重ねた時に図の色を少し薄くして下の画像も見えることができるようにします。
図形などのそろえ方
図形を使った説明書づくりや教材を作成するときに、たくさんの図形をきれいに並べたいですね。その時に1つ1つしていては時間がとてもかかりますし、微妙にずれることがあります。そのときには整列を使いましょう。印刷すれば掲示資料としても使えます。
学級通信作成
通信や掲示物を作成するときにドキュメントではちょうどいいところで2ページ目に行ってしまったり図や写真がいいところに入らなかったりします。この調整で時間をかけるのはもったいないです。私は通信をプレゼンテーションソフトで20年ほど作成してきました。
しかし、他のプレゼンテーションアプリでは書式でA4を選べますがスライドでは見つかりません(今はあるかもしれません)もちろんA4に自動的にサイズを合わせてくれますが、A4用の書式を作っていると便利です。
A4縦 ページ設定カスタム 21×29.7cm
A4横 ページ設定カスタム 29.7×21cm
これを1つ作っておいて、後はコピーして作成すると便利です。