GIGAスクールでは、児童生徒が必要に応じて様々なアプリを活用することが重要です。したがって、1つのアプリのみをずっと使うのはお勧めできません。ただし、最初は各アプリの使い方に慣れる必要があります。
児童生徒が各アプリの使い方に慣れるまで
Google Classroom
ほぼ毎時間(毎日)利用しましょう。
■ 資料配布
・ 各授業の課題や資料配布(ドキュメント、スライド、スプレッドシート、フォーム)
・ 授業始まり・終わりの小テスト(フォーム)
・ 朝の会、帰りの会の記録、明日の準備物の記録、係活動の記録などは、スプレッドシートを1回配布してそれに毎日記入させる
■ 連絡
・ 朝の会、帰りの会の連絡
・ 授業で必要な資料のリンク先を掲載
■ 委員会活動、生徒会活動、クラブ活動でも活用
■ しようとすれば、学年、全校でのClassroom活用もできますが、バージョンにより人数制限あり 出欠などはスプレッドシートを利用すれば便利
各教科
■ 文章のみをまとめる系
・ ドキュメントで感想を記入(文字数数えるのも可)文字数制限するにはスプレッドシートが適しているが慣れが必要。
・ 国語や道徳で全員の感想を瞬時に集める方法
フォームで回答が優秀。スプレッドシートに全員で共同編集もできるが慣れが必要。スライドで共同編集でもできるが・・・
・ 文字入力が速ければ全員で分担して国語の文章を入力させると5分程度で全文完了し、それをもとに特に国語では「こういう表現があるから〇〇と考えていたのではないか」というように、文章から根拠を持たせて考えさせるときにコメントを活用させる。
その際に、本来ならば1つのドキュメントファイルに同時編集させるのがよいのだが、他人と重なることが考えられる。したがって各児童生徒が入力したものを教師がまとめるか、ドキュメントに表を作成してその表の中に記入させるとよい。
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■ ズバリ写真が早い
・ 写真で撮影し、その写真を取り込む練習をする。これができれば、わざわざアプリ上で記入しなくてもよい。(算数の解答の仕方を話し合うときには、わざわざ入力させずにノートを撮影してその写真をスライドに載せればよい。)特に低学年はお勧め。
※ただし、文字入力はできて当たり前になるように練習は必要。
・ 今日の授業で重要だなと思ったこと(ノート)を写真で撮影させる。ノート記入は大切だが、後から振り返るのは数週間まで、結局ノートでは振り返りにくい。そこで、大切そうなところは記録用のスライドを配布しておいてそこに写真でメモさせる。さらにこれを継続的に学年を超えて続ければ中学生になって小学校の時にどのように学んでいたかを復習できる。とてもおすすめ
■ 思考ツールは必要に応じて
・ 思考の仕方を促すために思考ツールを利用するときにはその形をスライドの背景にして動かないようにして記入させる。思考ツールは思考を促す練習として利用するのはよいがそれがすべてではない。
■ 文章や表や写真などを利用してまとめる
・ スライドが一番便利です。ただし、ドキュメントやスプレッドシートでも可能。インターネットで探してきたものを貼り付けるにはそのアドレスも同時に貼り付けをさせておくとよい。また、ブラウザのブックマークで調べた場所をまとめさせるのもよい。また、まとめなくても、調べたことをメモするのにもスライドがよいと思われます。
■ 音楽の演奏、図工の立体作品、体育の技・動きについては動画撮影をして自分の演奏の振り返りをする。
許可なく他人の撮影をしない。ちなみに許可は未成年の場合相手の許可ではなく、相手の保護者もしくは先生の許可が必要。
■ 図工をはじめ、作文なども、友だちの作品についての鑑賞は、フォームで全員の感想を記入することができる。
■ Google マップを利用して、町探検(もちろん実際に行った方がよい)や地域探検(実際に行けない場所)それをスクリーンショットでスライドに貼る。
■ 外国語の発音の練習を音声入力→英語で確認
■ 道徳のアンケートなどは、事前にフォームで作成させて提示するか、授業初めにフォームで回答させリアルタイムでその結果をみんなで見る。
■ 誰が書いたかわかってもよいものについては、フォームでもよいがスプレッドシートの同時編集でもできる。
■ 友だちと意見交換するにはチャットがいいのだがそれが許可されていない場合には、スクリーンショットで撮影したものをスライドに貼り、それにコメントを付けさせるとよい。
■ YouTubeの参考になる動画を見る。特に速度を変化させ重要なところのみを繰り返し見ることもできる。ミシンの使い方、彫刻刀の使い方、歯磨きの仕方などなど
■ 共同編集を利用すれば学び合いも可能(スライドがおすすめ)
■ 理科の実験の結果についてはスプレッドシートで共同編集で各班の結果をまとめさせる。動画も利用できる。
■ それぞれの児童の実態に沿って学習を進めさせるには、その進度を写真に撮影して提出もしくはスライドに掲載させていけば進捗状況を把握できる。
■ 困っていることがわかるマークを共同編集で利用すると、困っている友達にピンポイントで助けに行くことができる。
■ 自分の解いた方法を写真で撮影して共同編集のスライドに掲載しておけば、他の友達の解き方がわかるとともに、質問したい友達がピンポイントでわかりすぐに質問できる。
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