Google サイトについては、検索すると利用方法がたくさん出てきます。そちらをぜひご覧ください。
こちらでは、実際に利用したときのちょっとした小技についてお知らせします。
Googleサイトは、webサイトを簡単に作成するアプリです。学校であれば外部に出すのではなく内部のみで見るwebサイトを作成すれば連絡、授業のまとめ等に幅広く利用できます。webサイトというよりも様々なファイル(ドキュメントやスライド、スプレッドシート、フォーム、動画、写真)を1つのページに一度に表示したいときに利用するなどとても便利なアプリです。
基本的な使い方
1 共有ドライブ内(各学級であれば各学級の共有ドライブ内)に、webなどのフォルダを作成し、その中にサイトに表示させたいファイルを入れます。共有ドライブ内でないと見せたい相手見ファイルが見せれなくなります。
※学級のサイトを作る際には共有ドライブ内に学級用のフォルダを作成し、学級のメンバーを共有に入れてください。くれぐれも共有ドライブ内の教師用の共有フォルダ内に作らないようにお願いします。
2 web用フォルダ内で右クリックからその他→Google サイトを選択し、新規に作成します。
3 サイトのタイトルを記入します。
4 本格的なwebサイトのようなことはできませんが、いろいろ試してみてください。
5 右側の方に入れるパーツがあります。それをクリックすれば自動的に挿入されます。
6 ワープロアプリと違い、部品を並べていくという感じです。
7 web用フォルダ内の様々なファイルを挿入できます。
(ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォーム、動画、写真、など)
8 作成したら右上の「公開」をクリックします。
9 アドレスを決めて公開します。
公開先を選ぶことができます。学校のメンバーもしくは学級のメンバーから始めてください。郊外から見れる設定は初めはお勧めしませんし、外部に出る場合には管理職のチェックが必要になりますのであくまでも校内の範囲がよいでしょう。
10 埋め込んだファイルは、クリックすれば直接編集ができますので便利です。
11 サイトを変更したら再度更新ボタンを2回押すことになります。アドレスの決定は最初だけです。
12 サイトを編集する際には、右下の鉛筆マークからも編集できます。
授業での活用
Classroomでも授業で十分活用できますが、サイトを利用するとより一歩上の利用ができます。何が一歩上かというと授業で利用する内容(ドキュメントやスライド、スプレッドシート、画像など)が1ページに収まっているということです。また、グループで1つのサイトを作成するとグループでのまとめに様々なアプリを混合させることができます。スライドや動画を1ページに分かりやすくまとめることができます。
ポータルサイトを作りましょう
学校の担当者(情報とは限りません。教務や管理職でも可能です)であれば、学校用のポータルサイトを作成すると便利です。
私の作成例を以下に書きます。
■ポータルサイト トップページの内容
・ よく行くリンク ・ 教務からのお知らせ ・ 全職員からのお知らせ ・月行事、週行事
→「全職員からのお知らせ」
ドキュメントを埋め込んでいるので各職員からの連絡を各職員が記入。慣れてきたらリンクを作成しその先のファイルを表示
例 今週の金曜日には〇〇があります。計画案はこちら(リンク)です。
〇〇の提出があります。出した方はこちら(リンク先スプレッドシート)にご記入ください。
■ポータルサイト そのほかのページ
・ 校長室だより ・ 校内研究 ・自習記録 ・全学級の時間割 ・ 行事計画案 ・配布された文書内容など
ここを見れば学校の日常的に必要なデータが集まっている場所を作ることで、情報を見つけやすくできました。ぜひ、作成してみてください。
■メリット
特に規模が大きい学校では紙代の節約につながります。
行事職員会などで印刷しなくてもよいのでその分の時間が短縮されます。
この取り組みが定着すれば連絡が素早くできます。(緊急の場合でも「先生方ポータルサイトをご覧ください」と放送すれば一斉に情報共有できます)
作成は大変かもしれませんが慣れると特に教務主任の先生は時間が大幅に短縮されます。
データはGoogleのクラウド上にあるので、災害が起きてもデータは守られます。(しかし、重要なものは1部は紙で残しておく方がよいかもしれません)
■注意ポイント
学校でPCが見れない職員がいた場合、職員室の誰もが使ってもよいPCにポータルサイトを常に表示させるか重要な部分は印刷する必要もあります。
計画案などは、1部は印刷して職員室に保存しておくとよいです。